【事例紹介】工数データ集計はどう行うのか?ピボット分析機能・ Analyticsの活用方法

この記事では、TimeTracker NX本体のピボット分析や集計専用のBIツール Analyticsの活用して、どのように工数データを分析するのかを説明します。

【大きな粒度だけでなく、タスクレベルの細かい粒度での予実管理で、見落としの無い予実管理をしたい】
TimeTracker NXは、プロジェクト単位のみならず、リソースごとタスクアイテムごと細かい粒度での計画工数と実績工数との比較など予実管理が可能です。
また、TimeTracker NXにはプロジェクトカテゴリ、カスタムフィールドなど管理項目を設定・入力できます。特定のデータに着目し、集計の値にすることもできます。

【数字の羅列だけでは、問題点を捉えづらい。視覚的にデータを確認したい】

TimeTrackerに蓄積されたデータをさらに強力に分析・可視化することを強化します。

組織横断、データベース横断での大規模な集計を高速に実現します。対象は工数データだけではありません。プロジェクトカテゴリ、カスタムフィールド、コストなどあらゆるデータをタスクアイテムレベルで、超高速に集計できます。

TimeTracker Analyticsに関しては、下記の動画も併せてご確認ください。

TimeTracker NXの工数集計機能

TimeTracker NXの工数集計機能には、以下のような優れたポイントがあります。

柔軟な集計軸の設定が可能

TimeTracker NXでは、集計軸を柔軟に設定することができます。さまざまな視点から工数データを集計することができます。

TimeTracker NX本体のピボット分析や集計専用のBIツールAnalyticsを活用すると様々な状況を可視化できます。

多様な工数データの集計が可能

TimeTracker NXは、さまざまな種類の工数データを集計することができます。タスク単位やプロジェクト単位など、さまざまな要素でデータを集計することができます。

集計結果の可視化機能による効果的な分析

TimeTracker NXには、集計結果をグラフやチャートで可視化する機能があります。これにより、工数の傾向やパターンを効果的に分析することができます。

簡単な操作での集計結果の取得

TimeTracker NXは、使いやすいインターフェースを提供しています。ユーザーは簡単な操作で集計結果を取得することができます。

 

イメージ:組織横断でタスクごとの工数データ集計できるピボット分析機能

 

 

効率的な工数管理を実現するTimeTracker NXの利点

TimeTracker NXを利用することで、効率的な工数管理が可能となります。これにより、以下の利点が得られます。

工数データの正確な集計による生産性向上

TimeTracker NXは、工数データを正確に集計することができます。これにより、作業時間の実績を正確に把握することができ、生産性を向上させることができます。

異なるプロジェクトやチームの工数を統合して集計

TimeTracker NXは、異なるプロジェクトやチームの工数を統合して集計することができます。これにより、全体の工数状況を一元管理することができます。

分析や予測に活用できる工数データの蓄積

TimeTracker NXは、工数データを蓄積することができます。これにより、過去のデータを活用して分析や予測を行うことができます。これにより、将来のプロジェクトの計画やリソースの配分に役立つ情報を得ることができます。

上記が、TimeTracker NXの効率的な工数管理を実現する利点です。

 

工数管理を行う際に、何から始めればよいか迷う場合は、下記の記事を参考にしてください。

参考サイト:工数管理はどうやるの?/Step1~まずは工数を「ざっくり」見る~

TimeTracker NXの利用方法および工数集計機能の使い方

イメージ:TimeTracker NXでの入力と出力(分析)の流れ

 

TimeTracker NXは、プロジェクトの時間と労力を追跡するための便利なツールです。工数集計機能を使用することで、プロジェクトの進捗状況を正確に把握することができます。

工数集計機能の使い方は非常にシンプルです。まず、TimeTracker NXにログインします。

次に、プロジェクトを選択し、WBSを定義し、タスクとリソース割り当てを実施しています。

タイムシートという工数集計画面では、各タスクごとに実績工数時間を入力していきます。タスクごとに時間を入力することで、プロジェクトにおける実績工数と進捗のステータスを更新することができます。

さらに、ピボット分析機能など工数集計機能では、個々のメンバーの負荷・実績を追跡することもできます。各メンバーの名前を選択し、それぞれのタスクごと集計をします。これにより、各メンバーの貢献度を正確に把握することができます。

工数集計機能は、プロジェクトの管理と進行状況の把握に不可欠なツールです。正確な情報を得ることで、プロジェクトのスケジュールやリソースの管理を効果的に行うことができます。

以上がTimeTracker NXの工数集計機能の使い方についての詳細な説明です。是非、この機能を活用してプロジェクトの管理を行ってください。

具体的なTimeTrackerの運用事例は、下記の記事をご覧ください。

【ユーザー事例】TimeTracker NXクラウドサービスで、実績工数を活用し、社員の成長の源泉にする

【事例】シェアードサービスの工数管理はどうやるのか疑問に回答する

TimeTracker Analyticsの活用方法

導入前の準備と設定手順

    • TimeTrakcer Analytics は、クライアントPC(TimeTracker NXにブラウザでアクセスするPC)にインストールします
    • 専用のライセンスキーを登録します
    • TimeTracker Analytics は、TimeTracker NX のデータベースに格納されているデータを分析します。データベースにアクセスするために必要な情報を入力し、『データソース』として保存します

  1. TimeTracker NXの効果的な利用には、利用者のトレーニングとサポートが重要です。
     以下の方法でユーザー様をサポートします。
    • 利用ガイドの提供とトレーニングセッションの実施
    • ユーザー様からの質問や問題に対する迅速な対応
    • 定期的な利用状況のモニタリングとフィードバックの提供

ご不明点がある場合は、サポートデスクにお問い合わせください。 

サポートデスクにお問い合わせ

参考サイト:ヘルプサイト TimeTracker Analytics とは

工数管理の見直し方法

工数管理の改善案と継続的な見直しには、以下のような方法があります。

工数管理の指標を見直す

プロジェクトのスコープを明確に定義し、目標を具体化することで、より効果的に工数を管理することができます。また、プロジェクトの進捗状況を定期的にモニタリングすることで、必要な見直しを行うことができます。

分析軸の例

・直接工数、間接工数、保守業務の作業分類ごとの実績工数推移
・計画工数・実績工数の予実
・個人ごとの 直接業務・間接業務の工数比率
・タスク単位の実績集計

などが工数分析で利用される指標です。

また、下記のような指標を管理項目として設定する場合もあります。

ttnx_effort_metrics

参考サイト:「工数管理なんて意味ないよ」とは言わせない ~QCDを用いたソフト設計現場の仕事術~

チームメンバーとコミュニケーションを強化する

チームメンバーとのコミュニケーションを強化し、作業の進捗状況や問題点を共有することで、工数管理の改善につなげることができます。定期的なミーティングや報告書の作成など、情報共有の仕組みを整えることも重要です。

過去のプロジェクトを振り返る

過去のプロジェクトから学びを得ることも有効です。成功したプロジェクトや失敗したプロジェクトの分析を行い、工数管理のベストプラクティスを見つけ出すことができます。

ひとつの活用事例としては、プロジェクトの工程分類ごとの工数比率を確認する方法があります。

 

イメージ:工程ごとの実績工数分析

これらの改善策を実施することで、工数管理の効率を向上させ、プロジェクトの成果を最大化することができます。継続的な見直しと改善を行いながら、より良い工数管理の運用を検討してください。

工数データをさまざまな観点で分析できるTimeTracker NX

工数で業務量のバランスを確認。高負荷な状態のメンバーの有無を手軽にチェックできるのが、TimeTracker NXの提供価値です。

計画・実績の両方の負荷状況をグラフィカルに表示し、メンバ個人の負荷状況を考慮しプロジェクト横断的に仕事の依頼・進捗確認ができるように支援します。

ぜひ工数管理の支援ツールとして、ご活用をお願いします。

 

 

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