工数集計に効果を発揮する工数分類・作業分類

koutei_bunrui

こんにちは。デンソークリエイト製品担当の近藤です。

前回は

WBSのつくり方

・プロジェクトのスケジュールの立て方

に関してお話しました。

WBSを作成し、リソース割り当てをするだけで即座に工数入力を開始できるのがTimeTracker NXです。

ですが、工数入力を進める中で「ワークアイテム(タスク)の名付けの表記ゆれがあったことで、「集計時に都合が悪い」や、「事業部ごとの名付けルールが曖昧でWBSをつくる際に対立する」ことが起こります。

さらには、名付けを細かく定義しようとするあまりにWBSのワークアイテム(タスク)の階層が深くなりすぎて、工数入力をする際に使いづらくなることがあります。

つまりは「名付けの自由さ」と「集計のしやすさ」の2つを叶える必要があるのです。

 本稿では、TimeTracker NXを利用するお客様から質問の多い「工程分類」・「作業分類」のコンセプトと設定方法、その効果についてお話します。

■現場のための工数管理ツールならではの発想

事業部や部門ごと独自のプロジェクトを作成し、工数管理を行うとワークアイテム(タスク)の名称がバラバラで集計できないという悩みがでてきます。

 現場:自分たちの慣れ親しんだ作業名、独自ルールでプロジェクトのWBSをつくりたい

経営:各プロジェクトの工程や作業にどれだけの工数を投下したのかを確認・集計したい

 上記の要望を叶える策としてTimeTracker NXには、「工程分類」・「作業分類」があります。

「工程分類」は、ワークアイテム(タスク)を「設計」「実装」の工程の視点で細分化。

「作業分類」は、「作業」「レビュー」など作業内容の視点で細分化するための入力設定情報です。工程分類・作業分類の情報を定義することで、集計時に分類して工数データを活用します。

 ■工程分類・作業分類のねらい(コンセプト)

①ワークアイテムは現場ごと自由な名付けで問題なし。集計の際は「工程分類」「作業分類」を使うことで集計ができる

        

ダッシュボードでの工数集計例           クリックレポートでの工数集計例

 

②WBSの階層を深くしない。

WBS階層を深くしなくても、実績工数入力時に「工程分類」「作業分類」を選択すれば、問題なし。

 

いかがでしたでしょうか。

「名付けの自由さ」「集計のしやすさ」の観点で活用するのが「工程分類」「作業分類」です。

次稿では、実際に設定し、集計する手順を紹介します。

 

参考サイト:

#工程分類を追加・削除する(システム管理者向け)

https://docs.timetracker.jp/help/admin/setting-items/process-type

 

#工程分類と作業分類を変更する(ユーザー向け)

https://docs.timetracker.jp/help/docs/project/create/update-profile

 

コミュニティサイト:実績工数に工程分類・作業分類を漏れなく簡単に設定する方法

https://timetracker.commmune.com/view/post/0/117879

 

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